【アド.com調べ】2026年 広告のCTAは何が多い?9媒体246万件のCTA文言ランキング

広告の最後に置く「詳しくはこちら」「購入する」などのCTA(コールトゥアクション)ボタン。
どの文言を選ぶかは運用者が日常的に迷うポイントですが、実際に配信されている広告でどの文言が多いのかを示したデータはほとんどありません。
「アド.com」では、Instagram・TikTok・YouTube・LINEなど主要媒体に配信されている広告の観測・収集を独自に行っています。
本記事では、2026年8月3日〜10月31日の90日間に9媒体で観測した広告約246万件のCTA文言を集計し、「広告のCTAで実際に多い文言」「媒体ごとの定番の型」「非アフィリエイト広告とアフィリエイト広告の違い」を公開します。
結論サマリー
アド.comの広告データベースで、2026年8月3日〜10月31日に9媒体で配信された広告約246万件(静止画・動画・カルーセル)のCTA(コールトゥアクション)ボタンの文言を集計したところ、次の3点が分かりました。
- CTAの半数以上は「詳しくはこちら」「詳細を見る」などの「詳しく・詳細」系(53.5%)。2位の「購入・注文」系(13.2%)を合わせると、上位2種類で全体の3分の2を占める
- CTAの定番の型は媒体によって異なる。Instagram・Facebook・LINE・Yahoo!・Pangleは「詳しく・詳細」系が5〜7割。YouTubeは「サイトを見る」が最多(36.7%)、TikTokは「詳細を見る」「購入」「視聴」に分散し、「今すぐ」を含むCTAが38.1%
- 「購入する」のCTAが多いのは非アフィリエイト広告(18.0%)で、EC系アフィリエイト広告ではわずか3.5%。アフィリエイト広告はリード系・EC系ともに「詳しくはこちら」で記事LPへ送る型が主流
調査概要
調査主体 | アド.com(競合広告の調査ツール) |
データソース | アド.com 広告データベース |
対象媒体 | Instagram、Facebook、TikTok、YouTube、LINE、Yahoo!、SmartNews、Google、Pangleの9媒体。X(旧Twitter)はCTAボタンではなくカードの見出しが記録されるため除外。ChatGPT広告は対象外 |
対象期間 | 2026年8月3日〜10月31日に投稿された広告(90日間) |
対象 | 期間内に観測した広告 2,464,088件(静止画 約138万件、動画 約103万件、カルーセル 約33万件。X広告除く) |
集計方法 | 各広告のCTAボタン文言に含まれる語句で分類(例:「詳しくはこちら」「詳細を見る」「詳細はこちら」は「詳しく・詳細」系、「今すぐ購入」「購入する」「注文する」は「購入・注文」系)。分類は部分一致のため、一部の広告は複数の種類に重複して数えられる。CTAボタンのない広告・分類語句に該当しない広告は「該当なし・その他」 |
広告の区分 | アド.comの判定で、アフィリエイト商材の広告(EC系・リード系)と、広告主自身が出稿する「非アフィリエイト広告」に分けています |
補足集計 | 2026年10月投稿の動画広告について、媒体ごとに再生数(Instagram・Facebook・YouTube・TikTok)または観測数(LINE・Yahoo!・SmartNews・Google・Pangle)の上位50本のCTA文言を個別に確認 |
注意事項 | 件数はアド.comの観測ベースの数値で、媒体公表の配信実績や広告費ではありません。媒体間で比較しているのは媒体内で分母を閉じた構成比のみです。個別の商材名・企業名は記載していません |
発見①:CTAの半数以上は「詳しく・詳細」系。上位2種類で全体の3分の2
9媒体の広告約246万件のCTA文言を種類別に数えると、「詳しくはこちら」「詳細を見る」「詳細はこちら」などの「詳しく・詳細」系が131.9万件(53.5%)で圧倒的な1位でした。2位は「今すぐ購入」「購入する」「注文する」などの「購入・注文」系で32.6万件(13.2%)。この2種類だけで全体の3分の2を占めます。

順位 | CTAの種類(主な文言) | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
1 | 詳しく・詳細系(詳しくはこちら/詳細を見る/詳細はこちら/詳細を表示) | 1,319,169 | 53.5% |
2 | 購入・注文系(今すぐ購入/購入する/注文する/今すぐショッピング) | 326,099 | 13.2% |
3 | 視聴・動画系(視聴する/今すぐ動画を見る/続きを見る) | 77,493 | 3.1% |
4 | もっと見る系(もっと見る/もっとみる) | 73,748 | 3.0% |
5 | サイトを見る | 53,431 | 2.2% |
6 | 登録・申込系(新規登録/申し込む/今すぐ申込み) | 50,756 | 2.1% |
7 | ダウンロード・インストール系(ダウンロード/インストール/開く) | 39,127 | 1.6% |
8 | 予約系(予約する/今すぐ予約) | 25,658 | 1.0% |
9 | チェック系(今すぐチェック/チェックする) | 21,870 | 0.9% |
10 | 調べる系(今すぐ調べてみる) | 18,004 | 0.7% |
11 | 友だち追加 | 14,272 | 0.6% |
12 | 興味あり系(興味があります/興味あり) | 13,437 | 0.5% |
13 | 問い合わせ系(お問い合わせ/お問合せ) | 11,151 | 0.5% |
14 | プレイ・聴く・読む(ゲームプレイ/聴く/読む) | 8,816 | 0.4% |
15 | 無料・体験・お試し系 | 4,449 | 0.2% |
16 | 資料・見積・相談系 | 3,476 | 0.1% |
- | 該当なし・その他(CTAボタンなしを含む) | 403,019 | 16.4% |
「無料で試す」「資料請求」「お問い合わせ」のような具体的な行動を書いたCTAは、合計しても1%未満でした。多くの広告は、CTAで行動を細かく指定するのではなく、「詳しくはこちら」で一度LPに送り、LP側で行動を促す構造になっています。
なお、「今すぐ」を含むCTA(今すぐ購入、今すぐ調べてみる、今すぐ動画を見る など)は全体の8.2%でした。
発見②:CTAの定番の型は媒体によって異なる
CTAの文言は、各媒体が用意した定型ボタンから選ぶ仕組みのため、媒体ごとに使われる文言がはっきり分かれます。媒体内の構成比を見ると、次のような違いがありました。

媒体 | 最多のCTA | 2位 | 3位 | 該当なし・その他 |
|---|---|---|---|---|
詳しく・詳細系 66.9% | 購入・注文系 22.1% | もっと見る系 2.5% | 3.2% | |
詳しく・詳細系 66.5% | 購入・注文系 6.5% | もっと見る系 3.0% | 16.5% | |
TikTok | 詳しく・詳細系 36.3% | 購入・注文系 16.7% | 視聴・動画系 16.4% | 11.9% |
YouTube | サイトを見る 36.7% | 詳しく・詳細系 21.0% | 購入・注文系 7.4% | 15.5% |
LINE | 詳しく・詳細系 62.6% | もっと見る系 6.9% | 友だち追加 6.1% | 14.2% |
Yahoo! | 詳しく・詳細系 50.3% | もっと見る系 7.5% | 購入・注文系 2.3% | 34.9% |
SmartNews | 詳しく・詳細系 17.1% | 購入・注文系 0.5% | 視聴・動画系 0.3% | 81.3% |
サイトを見る 13.6% | 詳しく・詳細系 8.8% | ダウンロード・インストール系 8.0% | 62.5% | |
Pangle | 詳しく・詳細系 58.2% | 視聴・動画系 11.6% | 調べる系 9.6% | 11.9% |
同じ「詳しく・詳細」系でも、文言は媒体で違います。Instagram・Facebook・LINE・Yahoo!は「詳しくはこちら」「詳細はこちら」、TikTok・Pangleは「詳細を見る」、YouTubeは「詳細」が定番の型です。
媒体ごとの特徴を3つ挙げると、次の通りです。
- YouTubeは「サイトを見る」が最多(36.7%)。動画を見終えたあとにサイトへ送る前提の文言で、「視聴する」(視聴・動画系4.8%)も他媒体より多い
- TikTokは「今すぐ」系が38.1%。「今すぐ購入」「今すぐ調べてみる」「今すぐはじめる」など、即時の行動を促す型が多い。Pangleも23.3%と高く、ByteDanceの媒体に共通する特徴
- Instagramは「購入・注文」系が22.1%と9媒体で最も高い。ショップ機能と連動した「購入する」ボタンの広告が多いため。一方、SmartNewsとGoogleは「該当なし・その他」が6〜8割で、CTAボタンのない配信面が主流
発見③:「購入する」のCTAは非アフィリエイト広告で多い。アフィリエイト広告は「詳しくはこちら」で記事LPへ
広告の目的別に見ると、CTAの使い分けがはっきりします。広告主自身が出稿する非アフィリエイト広告では「購入・注文」系が18.0%あるのに対し、EC系アフィリエイト広告(購入・定期購入が目的)では3.5%しかありません。EC系なのに「購入する」を使わず、55.7%が「詳しくはこちら」で記事型のLPへ送っています。

CTAの種類 | 非アフィリエイト広告(172万件) | リード系アフィリエイト(27.9万件) | EC系アフィリエイト(41.5万件) |
|---|---|---|---|
詳しく・詳細系 | 50.9% | 64.8% | 55.7% |
購入・注文系 | 18.0% | 0.4% | 3.5% |
視聴・動画系 | 3.4% | 3.8% | 1.9% |
もっと見る系 | 3.0% | 3.2% | 3.3% |
登録・申込系 | 2.2% | 3.1% | 0.8% |
サイトを見る | 2.2% | 0.6% | 2.9% |
「今すぐ」を含む | 8.9% | 8.2% | 5.5% |
アフィリエイト広告は、広告からいきなり購入や申し込みを求めず、記事LPで悩みの解決策として商品を紹介してから購入へ促す型が定石です。CTAを「詳しくはこちら」にしているのは、その型をそのまま反映した結果と考えられます。リード系(資料請求・予約・査定など)でも「登録・申込」系は3.1%にとどまり、「詳しく・詳細」系が64.8%と、目的別の中で最も高い割合でした。
補足①:カルーセル広告は「購入・注文」系が34.2%
フォーマット別では、カルーセル広告だけ「購入・注文」系の割合が突出しています。静止画7.6%、動画10.8%に対して、カルーセルは34.2%。複数の商品を横に並べて見せるカタログ型のクリエイティブと「購入する」ボタンの相性がよいためで、EC・ファッション・家電の広告に多い組み合わせです。
フォーマット | 詳しく・詳細系 | 購入・注文系 | 3位 |
|---|---|---|---|
静止画(約138万件) | 51.4% | 7.6% | もっと見る系 2.9% |
動画(約103万件) | 48.5% | 10.8% | 視聴・動画系 7.0% |
カルーセル(約33万件) | 41.9% | 34.2% | もっと見る系 3.3% |
補足②:伸びている動画広告のCTAも「詳しくはこちら」が多数派
2026年10月に投稿された動画広告のうち、媒体ごとに再生数または観測数の上位50本のCTAを個別に確認したところ、伸びている広告でもCTAは各媒体の定番の型が大半でした。Instagramは50本中41本が「詳しくはこちら」、TikTokは40本が「詳細を見る」、LINEは43本が「詳しくはこちら」または「詳細はこちら」です。
一方で、YouTubeの上位50本は「詳細」14本に対して「視聴する」が13本、Pangleは「詳細を見る」21本に対して「今すぐ動画を見る」が14本と、動画を見せ続けることを目的にしたCTAが上位に入りやすい傾向がありました。CTAで差がつくのは、こうした「動画視聴を続けさせる」媒体に限られ、ほとんどの媒体ではCTAより冒頭フックや構成のほうが成果を左右すると考えられます。
運用者向けチェックポイント
- 迷ったら「詳しくはこちら」で問題ない。9媒体の半数以上がこの型で、伸びている広告でも多数採用されている。CTAで奇をてらうより、LP側で行動を促す設計にするべき
- 「購入する」を使うのは、広告から直接購入できる型のとき。Instagramのショップ連動広告やカルーセル広告ではCTAの3分の1が購入系。記事LPを挟むアフィリエイト型には合わない
- 媒体の定番の型に合わせる。YouTubeは「サイトを見る」「視聴する」、TikTok・Pangleは「詳細を見る」「今すぐ○○」が主流。他媒体の文言をそのまま持ち込まず、媒体ごとに選び直す
- CTAより先にクリエイティブの冒頭を直す。伸びている広告のCTAは定番の型が大半で、差はクリエイティブ側で生まれている。伸びている動画広告の見極め方は「伸びている動画広告の分析方法|他社のヒット広告を見極める7つの視点」を参考に
まとめ:CTAは「媒体の定番の型」と「LPの役割」で決まる
9媒体246万件のCTA文言が示したのは、CTAは運用者の工夫で多様化しているのではなく、媒体の定番の型と、LPにどこまで役割を持たせるかで決まっているということでした。「詳しくはこちら」が半数を占めるのはその結果であり、「購入する」が多いのは広告から直接買える非アフィリエイト広告とカルーセルに限られます。
競合広告の調査ツール「アド.com」では、CTAの文言・媒体・商材ジャンル・期間を指定して競合の広告を検索し、配信期間や再生増加数、遷移先LPまで確認できます。自社ジャンルで競合がどのCTAとLPの組み合わせを使っているかを分析したい方は、ぜひアド.comをお試しください。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 広告のCTAで最も多い文言は何ですか?
A. 「詳しくはこちら」「詳細を見る」「詳細はこちら」などの「詳しく・詳細」系です。アド.comの調査(2026年8〜10月・9媒体約246万件)では全体の53.5%を占め、2位の「購入・注文」系(13.2%)を大きく引き離しています。
Q2. 媒体によってCTAの文言は違いますか?
A. 違います。CTAは媒体の定型ボタンから選ぶため、Instagram・Facebook・LINE・Yahoo!は「詳しくはこちら」「詳細はこちら」、TikTok・Pangleは「詳細を見る」、YouTubeは「サイトを見る」が最多です。TikTokは「今すぐ購入」「今すぐ調べてみる」など「今すぐ」を含むCTAが38.1%と特に多い媒体です。
Q3. 「購入する」と「詳しくはこちら」はどちらを使うべきですか?
A. 広告から直接購入できる商品やカルーセル型の広告なら「購入する」、記事LPを挟んで検討してもらう広告なら「詳しくはこちら」が実態に合っています。調査では、非アフィリエイト広告(広告主自身が出稿する広告)の18.0%が「購入・注文」系なのに対し、EC系アフィリエイト広告では3.5%にとどまり、55.7%が「詳しく・詳細」系でした。カルーセル広告では「購入・注文」系が34.2%と最も高くなっています。
Q4. CTAの文言は広告の成果に影響しますか?
A. 本調査では、伸びている動画広告(媒体別の上位50本)でもCTAは各媒体の定番の型が大半で、CTAの文言だけで成果が分かれる傾向は見られませんでした。YouTubeやPangleのように「視聴する」「今すぐ動画を見る」が上位に多い媒体はありますが、多くの媒体では冒頭フックや構成、LPとのつながりのほうが成果を左右すると考えられます。
Q5. この調査のデータはどこから取得していますか?
A. 広告リサーチ・AIツール「アド.com」が独自に収集している広告データベースから、2026年8月3日〜10月31日に9媒体(Instagram・Facebook・TikTok・YouTube・LINE・Yahoo!・SmartNews・Google・Pangle)で配信された広告2,464,088件のCTAボタン文言を集計しました。文言に含まれる語句で種類を分類しているため、一部の広告は複数の種類に重複して数えられています。
調査データの引用について
本調査結果は「アド.com調べ」とクレジットを明記のうえ、自由に引用いただけます。引用の際は本記事へのリンクをお願いします。





