「X(旧Twitter)ってどんな媒体?」
「X(旧Twitter)広告の出し方がイマイチ分からない」
「役立つツールはないの?」
本記事ではそんな初心者の方向けに、ゼロから分かりやすく解説していきます。
アカウント取得の方法から、広告の出し方、役立つツールまで記載しているので、是非参考にしてみてください。
まず初めにX(旧Twitter)の媒体特性を押さえよう

①X(旧Twitter)とは
X(エックス)は、アメリカのX社が運営するソーシャル・ネットワーク・サービスです。
Twitter(ツイッター)の名称で2006年3月より米国で一般公開され、2008年4月に日本語版がリリースされました。
2023年7月には現在の名称である「X(エックス)」に改名され話題になりましたね。
X(旧Twitter)の最大の特徴は、限られた文字数の中で、より手軽に・リアルタイムで情報を共有できる点が挙げられます。
多くの関心を集めた投稿(ポスト)はフォロワーのリポストによって拡散され、より広く情報を広めることができるため、個人だけでなく企業や有名人にわたって幅広く活用されています。
②X(旧Twitter)のユーザー数
X(旧Twitter)の公式アカウントが2024年11月に公開した情報によると、世界の月間アクティブユーザー数は約5億7,000万人にのぼります。日本の月間アクティブユーザー数は約6,700万人です。
全世代において高い利用率を誇っていることが特徴です。男女の利用者数にも大きな偏りが無いので、年齢・性別問わずリーチすることが可能となります。
③X(旧Twitter)と購買の相関性
X(旧Twitter)広告に限らず、X(旧Twitter)における「ユーザーの購買意欲は高い」です。調査によると、利用者の53%が「新商品をいち早く購入する可能性が高い」という驚きのデータもあります。

出典:Xビジネス公式サイト
またX(旧Twitter)の利用者は、他の主要プラットフォームに表示される広告と比較し、X(旧Twitter広告)上の広告を26%長く閲覧するというデータが発表されていることからも、X広告(旧Twitter広告)が購買行動にもたらす効果は高いと言えます。
X(旧Twitter)広告のメリット
①若い世代だけでなく、幅広い年代にアプローチできる
前述したとおり、X(旧Twitter)の利用者の世代・男女差には大きな偏りがないことが特徴です。
10~20代の若年層ユーザーが比較的多い「TikTok」や「Instagram」と比較すると、全年代が満遍なく利用しているので、あらゆるユーザーにリーチできるのは強みになります。
②優れたターゲティングツールで効果的なアプローチができる
X(旧Twitter)広告では、他のプラットフォームでは類を見ない豊富なターゲティング項目の中から、自社の商材・サービスに合った条件を指定することが可能です。
地域や年齢、性別といった基本的なターゲティング項目はもちろん、ユーザーの会話や興味関心、フォロワーが似ているアカウントなど、より詳細な条件まで指定できます。
これにより、自社の商材・サービスに適したユーザーに対して、精度の高い広告配信が可能になっております。
(参考:Xビジネス「X広告のターゲティング」)
③ユーザーによる二次拡散が行われ、リーチが拡大しやすい
X(旧Twitter)の特徴として、拡散力が高いことが挙げられます。X(旧Twitter)は数あるSNSの中でも拡散力が最も高いSNS媒体です。
その理由として、「リポスト:自身のフォロワーに、他のユーザーの投稿を共有」「いいね:他のユーザーの投稿に高評価を付与」の2つの機能が搭載されているからです。
しかも、この二次拡散は追加の広告費用等は一切発生しません。そのため、ユーザーによって拡散されやすそうなX(旧Twitter)広告の配信が肝となります。
X(旧Twitter)広告の出し方・出稿までの手順
ここでは、X(旧Twitter)広告の出し方について確認していきます。
手順1.アカウントを作成する
X(旧Twitter)広告アカウントは、通常のアカウントのユーザー名に紐づいて作成されるため、X(旧Twitter)アカウントを所持していない場合はその作成から始めましょう。
ここで注意が必要なのは、X(旧Twitter)広告を出稿する場合は、認証を受けたアカウントが必要ということです。
アカウント名の隣に付いた青または金のバッジが、認証を受けた証になります。

認証を受けたアカウントでX(旧Twitter)にログイン後、アカウントメニューの「もっと見る」→「広告」を選択し、広告マネージャーにアクセスします。

アクセス後、請求に使用する通貨や、タイムゾーンを選択します。アカウント作成後にこれらを変更することはできないので注意してください!
手順2.広告キャンペーンを作成する
次に、広告マネージャーからキャンペーンを作成します。広告出稿作業の流れは以下のとおりです。
①支払方法の設定
広告マネージャーの右上のあるユーザー名をクリックし、「新しいお支払いを追加」をクリック。
クレジットカード情報を追加していきましょう。広告を配信しない限り、費用は一切かからないのでご安心ください。

②キャンペーンの目的を選択する
次は、広告を配信する目的を選択します。
この設定は一度選択すると後から変更することができません、例えば、自社ブランドの認知獲得であれば「リーチ」、売上アップを向上させたいなら「ウェブサイトの訪問者数」を選択するといいでしょう。

③広告を作成
次は、実際に配信する広告用のポストを作成していきます。
X(旧Twitter)広告では「テキストのみ」「テキスト+画像/動画」「外部サイトへの遷移ボタンの設置」など、広告が表示されたユーザーのアクションを促すための様々なフォーマットが選択可能です。
より多くのユーザーが二次拡散してくれるように、事前にこだわった画像や動画クリエイティブを準備しておきましょう。

手順3.広告配信スタート
広告用のポストが準備できたら、いよいよ配信を開始します。
この広告用ポストは、配信時に審査が行われ、審査通過しなかった場合には配信ができないため注意してください。
審査は通常1~2営業日以内に行われますが、予期せぬ事態を想定して、広告配信日がずらせない場合は日にちに余裕を持たせて入稿作業をしましょう。
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以上の手順で、X(旧Twitter)広告を出稿することができます。
X(旧Twitter)広告で成果を出すための3つのポイント
ここでは、X(旧Twitter)広告で成功するために重要なポイントを3つ紹介します。
①「広告っぽさ」を排除する
どのSNS広告にも共通して言えることですが、「広告っぽい」広告はユーザーから敬遠されます。それはX(旧Twitter)広告も例外ではありません
あまり作り込み過ぎず、素人が作成したようなクオリティの方がユーザーから高評価となる可能性が高いでしょう。二次拡散を狙うなら「広告っぽさ」はマストで排除すべきです。
②適切なターゲティング設定
X(旧Twitter)広告では、細かいターゲティング設定で広告を表示させたいユーザーを絞り込むことができる利点がある一方、適切なターゲティングが出来なければ逆効果となってしまいます。
目的や訴求層によってアプローチの方法も異なってくるので、まずは広告の目的を明確にし、自社商品・サービスのターゲット層の分析に力を入れましょう。
③アカウントの見せ方までしっかり作りこむ
X(旧Twitter)広告では広告ポストそのものも重要ですが、アカウント自体をしっかりブランディングすることも重要です。
アイコン画像やプロフィールはユーザーの認知を得る大切な情報になるので、深く考えず設定するのではなく、しっかり作り込むことが大事です。
その他にも、過去に反響の大きかったツイートは固定ツイートとして多くの人の目が触れる場所に置いたり、リプライ機能などを用いてユーザーとコミュニケーションを取ってファンを増やすという方法もあるので、広告ポスト以外の要素にもこだわってみてください。
④複数の広告フォーマットを用いてABテストを繰り返す
X(旧Twitter)広告の広告フォーマットは様々な種類があります。
同一商材をプロモーションする場合でも、複数の異なるフォーマットで配信したり、AとBという構成の異なるクリエイティブを同時に走らせるなど、より自社商材・サービスに合った形式を見つけるテストをしましょう。
X(旧Twitter)広告における注意点
・認証済みアカウントのステータスを保持する
前述したとおり、X(旧Twitter)広告を出稿する際、バッジが付与された認証済みアカウントであることは必須条件です。
よほどのことがない限り起こり得ませんが、Xの規約やポリシーに違反したとみなされた場合、予告なくバッジが剥奪されることがあります。
バッジがないと広告を出稿することができないので、日頃からXのポリシーを遵守することを心がけましょう。
競合他社のX(旧Twitter)広告が見れるツールを紹介
X(旧Twitter)広告運用をこれから始めるor既に実施している方で
「競合他社が配信してる広告を見たい」
「当たり動画広告の共通点を調査したい」
という悩みをお持ちではないでしょうか?
そんな方のために、X(旧Twitter)広告において役立つツールを紹介させていただきます。

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・共有メモ機能
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まとめ
本記事では、X(旧Twitter)広告における基礎知識と、X(旧Twitter)広告の出し方・手順について解説しました。広告運用をする上では、競合調査は欠かせません。自社に適したツールを選定し、競合他社の広告データをうまく活用して自社の広告戦略に活用してみてください。
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