WEBマーケティング

【2023年最新版】TikTok広告の出し方を画像付きで解説

「TikTokってどんな媒体?」
「TikTok広告の出し方がイマイチ分からない」
「役立つツールはないの?」
本記事ではそんな初心者の方向けに、ゼロから分かりやすく解説していきます。

アカウント取得から、広告出稿、効果の確認、役立つツールまで記載しているので、是非参考にしてみてください。

まず初めにTikTokの媒体特性を押さえよう

①TikTokとは

TikTokは、中国のByteDance社が運営しているショート動画に特化したSNSです。
アプリ内で動画の編集や加工ができるのも特徴で、流行している音源を付けることもできます。

②TikTokのユーザー層

出典:日本のTikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ/DIGIDAY

10代の中高生の利用者が多いイメージのTikTokですが、実際のユーザーの平均年齢は34歳というデータが出ています。この平均年齢は年々上昇傾向にあり、「弊社のサービス・商品は若い人向けじゃないからTikTok広告は相性悪そうだな…」と決めつけるのは時期尚早です。
現在ではサラリーマンや主婦など幅広い年齢層に浸透してるため、様々な世代にリーチできる媒体になっています。

③TikTokと購買の相関性

TikTok広告を出す企業や人にとって「TikTok広告で、モノやサービスって実際売れるの?」という疑問があるかと思います。
こちらは結論、ハマれば「爆発的に売れます」。

『日経トレンディ2021年12月号:2021ヒット商品ベスト30』において「TikTok売れ」が1位に選ばれているのが象徴的で、TikTokをきっかけにモノが爆売れする現象が起きています。

TikTok for Business公式ブログによると、TikTokユーザーの25%が、「TikTokを見た後、商品を購入または調べた」と回答したと記載があります。

出典:ユーザーが長く滞在し、エンゲージし、幸せを感じる「TikTokでの充実した時間」|TikTok for Business

TikTok広告のメリット

①広告色が薄いので、購入に繋がりやすい

TikTok広告は一般のTikTokユーザーが投稿する動画とあまり相違がないため、それほど広告色がないのが最大のメリットです。広告と分かった瞬間に離脱するユーザーは多いので、これは他SNSには無いメリットになります。

②他SNSと比べてコストメリットがある

Facebook広告やInstagram広告に比べて、TikTok広告に参入している企業はそれほど多くありません。つまり、競争が少なくCPMやCPCにおいてコストメリットを受けやすいため、他媒体と比較したら広告運用しやすい状況下にあると言えます。

③少額からでも運用可能

TikTok広告は、広告メニューによっては少額からでも広告出稿可能なので大きな予算を用意しなくても問題ありません。まず試したい企業にとっては嬉しいポイントです。

広告の費用・課金形態

TikTokに広告を始める際、一番気になるのが費用です。
実はTikTok広告には4種類の広告タイプがあり、それぞれに費用が異なります。
なので広告タイプごとの費用を表にまとめました。

広告メニュー起動画面広告チャレンジ広告インフィード広告運用型広告
費用500万円ほど1,000万円~42万円~予算による
特徴TikTok画面起動時に再生ハッシュタグを利用した広告広告がおすすめ欄に表示される広告を自社で運用できる
こんな人におススメ短期間で多くのユーザーにアピールしたい時中・長期的に数多くのユーザーにアピールしたい時他の動画と同じように自然に表示させたい時少ない予算で広告を出したい時
初めてTikTok広告を出す場合は、少額から出稿可能な「運用型広告」をオススメします。詳細なターゲティングも可能なので、運用初心者の方にとって適しています。

TikTok広告の出し方・出稿までの手順

ここでは、TikTok広告を出稿するまでの具体的な流れを確認しましょう。
下記の手順で設定を進めていきます。

1.TikTok広告のアカウントを作成する

始めに、「TikTok For Business」を開き、右上の「広告アカウント無料開設」をクリックしてアカウントを作成します。

2.アカウントを登録・情報を入力
アカウント作成画面に移動するので、メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成してください。

3.会社情報・住所・支払い方法を選択し、審査を受ける

会社のURL、請求先の住所の入力をします。
これらの入力完了後に、アカウント審査に入ります。(審査は1営業日程度かかります)

無事に審査を通過すると、ステータスが「承認済み」に切り替わります。

4.広告の目的を設定

キャンペーンの作成に進みます。
自社のサービス・商品に適した目的を設定しましょう。

5.ターゲットの設定

次は、配信するターゲティングの設定に進みます。
性別や年齢などを区切り、自社のサービス・商品に適したターゲティング設定を行いましょう。

6.予算・スケジュールの設定

予算と、広告の配信スケジュールを設定します。
こちらは1日ごとの課金か、週ごとの課金か選べます。また、スケジュールは期間を指定するかすぐに始めるかを選択できます。

7.動画クリエイティブを入稿

次は、いよいよ動画クリエイティブを入稿していきます。
「+アップロード」のボタンを押せば、作成した動画クリエイティブを入稿することができます。
動画と一緒にクリエイティブテキストも入稿する必要があるので、その2つを入稿すれば入稿作業は完了です。

8.入稿した動画クリエイティブの審査

クリエイティブの審査が入ります。
この審査は1~2営業日程度要します。この審査が通過すれば広告配信が可能になります。

9.広告配信開始

TikTok広告で成果を出すための3つのポイント

ここで、TikTok広告キャンペーンで成功するために重要なポイントを3つ紹介します。

・動画クリエイティブを縦型のモバイル対応にする

TikTokは、PC画面ではなくスマートフォンやタブレット端末での視聴を想定して設計されています。なので、TikTokは横型の画面ではなく、縦型にすることで全画面で再生できます。

縦型広告を作ることでスマートフォンから見やすくなり、ユーザーにもストレスを与えにくくなります。もし正方形や横型の動画を使いたい場合は、余ったスペースにテロップを表示させたり、ロゴを入れるなどして空白が目立たないように工夫してみてください。

・1〜2秒目にインパクトがある広告にする

TikTok広告は、広告の種類にもよりますが通常の投稿と同じようにリールに表示されます。広告の長さも通常の投稿と同じく15秒程度です。通常の動画と同じかそれ以上にインパクトがなければ、すぐにスキップされてしまいます。

なので、最初の1~2秒がユーザーが動画を見てくれるかの勝負所。冒頭にユーザーが興味を持ってくれるような動きや文章のある広告を作ることが重要です。

・最初はターゲットを絞りすぎないようにする

ターゲットを絞るほど効果的に広告をユーザーに届けることができます。ただ、始めからターゲットを絞りすぎてしまうと、広告費が高くなったり最適化しづらくなるので注意が必要です。

最適化とは、広告セットの効果をTikTok側が把握することで、より効果が高いターゲットに向けて広告配信を行ってくれる機能です。ただし、最適化が始まるまでには50CVが必要と言われています。なので50CVが溜まる前にターゲットを絞りすぎたり設定変更をしてしまうと最適化が遅れてしまいます。最適化ができたら、徐々にターゲットを絞っていくのが広告を成功させるコツです。

TikTok広告における注意点

・商品ジャンルによっては広告を配信できない
特定のジャンルの商品やサービスは、TikTokのコンテンツポリシーによって広告を出すことができません。
例えば、ギャンブルや賭博関連、タバコやアルコール、アダルト系の商品やサービス、政治的コンテンツなどが該当します。
この他にも様々なジャンルが禁止されているので、一度TikTokの「ブランドコンテンツポリシー」をチェックしてください。

・一度出稿すると修正できない
TikTok広告は、一度出稿してしまうと広告内容を修正できません。(ブランドオークション広告を除く)
なので必ず事前にチェックしてから出稿するようにしましょう。
特にテロップの誤字脱字、リンク切れ、動画への映り込み、動画編集のミスなどは注意してください。
ミスに気付いて動画を削除した場合でも、かかった広告コストは全額請求されてしまいます。余裕を持ったスケジュールで、ミスなく広告配信をすることが重要です。

競合他社のTikTok広告が見れるツールを紹介

TikTok広告運用をこれから始めるor既に実施している方で
「競合他社が配信してる広告を見たい」
「コンバージョンが獲れてる広告を参考にしたい」
という悩みをお持ちではないでしょうか?

そんな方のために、TikTok広告において役立つツールを紹介させていただきます。

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・共有メモ機能
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まとめ

本記事では、TikTok広告における基礎知識と、広告の出し方・手順について解説しました。広告運用をする上では、競合調査は欠かせません。自社に適したツールを選定し、競合他社の広告データをうまく活用して自社の広告戦略に活用してみてください。

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