今や収益化の手法として定番化している「アドアフィリエイト」。
ですが初心者の人は、「どういう仕組みなの?」「アドアフィリエイト始めたいけど、やり方が分からない!」という疑問を持つ方も多いと思います。
本記事では、アドアフィリエイトの基礎知識やその仕組み、実際の運用方法やコツなどを、画像付きで分かりやすく解説していきます。
アドアフィリエイトとは
「アドアフィリエイト」とは、簡単に言うと商品をPRする際にWEB広告を利用して集客し、その広告経由で成果報酬を稼ぐ手法のことを指します。
「アド」は「アドバタイズメント(advertisement)=広告」
アドアフィリエイトの特徴として、「成果報酬型広告」である点があげられます。
アドアフィリエイトは、広告がクリックされただけでは報酬は発生せず、ユーザーが「商品購入」「申し込み」など何かしらのアクションを起こしたときに初めて報酬が発生します。
では、他との違いや、アドアフィリエイトのメリット、デメリットなどをそれぞれ見ていきましょう。
SEOアフィリエイトとの違い
アドアフィリエイトの特性を理解するために、集客の王道「SEOアフィリエイト」と比較してみます。
SEOアフィリエイトとは、SEO(検索エンジン最適化)による検索上位表示を狙い、費用をかけずに集客する方法のことです。
SEO(検索エンジン最適化)とは
ある物事を「Google」や「Yahoo!」などの検索サービスで検索をかけたとき、良質なサイトであると判別されたものが検索の上位に表示される仕組みのこと。
アドアフィリエイトと並ぶ定番の集客の方法ですが、比較してみるとそれぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらが優れているというわけではありませんが、PRしたい商材によって使い分けたり、場合によっては併用するなど、方法は様々あります。
それでは具体的なアドアフィリエイトのメリット・デメリットを見ていきます。
アドアフィリエイトのメリット
1.成果が出るまでの期間が短い
アドアフィリエイトの1番のメリットは「成果が出るのが早い」こと。
対してSEOアフィリエイトの場合、新規でサイトを立ち上げてから検索エンジンに評価され、検索の上位に表示されるまで早くて3ヶ月、遅くて1年以上かかることも。
アドアフィリエイトは、広告を出稿したらすぐにでも集客することができます。
短期間で集客できれば、収益の改善も早いスピード感でできるため、うまくいけばより大きな成果につなげることも出来るというわけです。
2.潜在層のユーザーまで広くアプローチできる
ここがアドアフィリエイトとSEOアフィリエイトそれぞれの特徴が顕著に出る点です。
例えば、PR商材をダイエットサプリメントとします。
SEOアフィリエイトは、「痩せたい」という欲求を叶えるために現在進行形でダイエットの方法を検索サービスで調べているユーザー(顕在顧客)をターゲットとした広告運用を行います。
対するアドアフィリエイトは、「痩せたい」という欲求はあっても、まだ行動には至っていないユーザー(潜在顧客)にまで広告を届けることができるのです。
3.広告費次第で効果拡大が狙える
基本的に広告をより多くの人に届けるためには、広告費の投下金額を拡大して広告の表示量を増やす必要があります。
SEOアフィリエイトの場合は、検索数や検索順位に依存した集客方法になってしまうので、キーワードを検索する顕在顧客の存在が前提となっています。
アドアフィリエイトは広告費用はかかりますが、費用を拡大してリーチ数を伸ばせば、SEOアフィリエイトよりも短期間でより大きな成果を得られる可能性が高いと言えます。
4.LPが1枚でもあれば運用できる
アドアフィリエイトは、ユーザーに表示される広告(クリエイティブ)から、収益用のLP(ランディングページ)に直接送ることができるので、LPを1枚用意しておけばすぐにでも運用できることができます。
SEOアフィリエイトは運用サイトを検索上位に表示させるために何パターンもの記事を作成したり、キーワードの選定やコンテンツの充実化など、抜け目ないSEO対策が求められます。
SEOサイトの作成にかかる時間や労力が削減できるのは、アドアフィリエイトの大きなメリットです。
アドアフィリエイトのデメリット
1.競争率が高い
アドアフィリエイトのメリットとして、広告費用次第ではリーチ数を大きく伸ばせることを前項で解説しました。
しかし、予算にゆとりのある大企業にとっては新規参入しやすい領域であり、競争相手が増えやすいとも言えます。
個人で広告運用をする場合、PRする商材は競争率が低いジャンルを選び、その中で当たるクリエイティブや記事LPを追求して収益を得るのも方法の1つだと言えます。
2.広告運用のスキルが必要
アドアフィリエイトに限らず、広告運用には知識やスキルが必要です。
広告の配信を管理するスキルはもちろんですが、予算管理や効果分析によって既存の広告を改善していく能力も求められます。
知識やスキルがないまま手あたり次第広告を配信してしまうと、成果が見込めないどころか、広告費を無駄に消費して赤字になってしまうことも避けられません。
初めて広告運用する人は、まずはしっかりとした知識を身に着けることが収益への近道かもしれません。
アドアフィリエイトの始め方とやり方
アドアフィリエイトの始め方とその方法は、大きく分けて以下の6ステップです。
- 1.ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に登録する
- 2.実施する商材を選定する
- 3.アフィリエイトサイト(ランディングページ:LP)を作成する
- 4.LPにアフィリエイトリンクを設置する
- 5.広告を配信する媒体を決めて、出稿する
- 6.成果が発生したら報酬を受け取る
1.アフィリエイトASPに登録する
アフィリエイトASPは、広告主と運用者を仲介する重要な役割を果たしてくれるパートナーです。
ASPに登録していなければ成果報酬を受け取ることができないので、ASPへの登録は早い段階で行っておきましょう。
またASPは報酬の支払いだけでなく、広告運用の情報提供なども行ってくれるため、ASPとの良好な関係構築も収益につながる一つの要素だと言えます。
有名なASPとして下記があります。
・A8.net
・もしもアフィリエイト
・バリューコマース
・afb
この中でも「A8.net」はサイトが無くても登録可能なのでオススメです。
他のASPはアフィリエイトサイトを作成した後に登録しましょう。
2.実施する商材を選定する
ASPへの登録が完了したら案件を確認し、競合調査を行いながら商材を選びます。
競合調査は他社の広告の強みや弱みを分析し自社の運用に活かせるだけでなく、「今はどんな商品が売れているのか」を客観的視点で分析するために必要不可欠です。
商材を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
- ・知識がある・利用したことのある商品
- ・売れやすい商品
- ・報酬単価が高い商品
知識や利用経験がある商品であれば、クリエイティブや記事作成のときによりユーザーの目線に立ったコンテンツに近付けられます。
また、売れやすい商品を選ぶことも重要です。
アドアフィリエイトは成果報酬型広告なので、ユーザーのアクションがあって初めて収益になります。
そのため信頼性や商品力などが高い商品を選び、商品選定の時点で買ってもらえる確率を上げておくことが重要です。
最後に、報酬単価が高い商品を選ぶことは、広告費用のかかるアドアフィリエイトでは最も優先されるべき項目です。
赤字を出さず、少しでも多くの収益を得たいなら報酬単価が高い商品を選びましょう。
3.アフィリエイトサイト(ランディングページ:LP)を作成する
はじめに、広告の遷移先であるサイトを開設します。
アドアフィリエイトだけ運用する場合なら、広告の遷移先であるLPが1本あれば運用できます。
4.LPにアフィリエイトリンクを設置する
ASPから取得した広告リンクを、アフィリエイトサイト内に設置します。
せっかく広告からサイトに遷移したのに、ユーザーが途中で離脱してしまうのを防ぐためにも、リンクを設置する位置にもこだわると良いでしょう。
このとき、リンクの設置に伴うレギュレーションなどもしっかり遵守するよう心がけましょう。
5.広告を配信する媒体を決めて、出稿する
広告運用スタートが目前まで迫ってきました。
まずは広告をどこに配信するのか決めます。選び方のポイントは、以下の通りです。
- ①PRする商材の特性を理解する
- ②商材に応じたターゲット層の特性を理解する
- ③ターゲットとなる層に最適な媒体を選定する
①→②→③のように、三つの要素を関連づけて考えると良いでしょう。
例えば「美容液」をPRする際には、
- ①シワ改善の有効成分が入っているから、シワに悩んでる人向けかな?
- ②シワに悩んでいるのは、40代以降の女性かな?
- ③40代以降の女性なら、LINEニュースをよく見ていそう!
というような感じです。
配信先は多岐にわたるので、それぞれの特性を分析したうえで配信先を決めましょう。
配信先が決まったら、その媒体に最適な広告のテキスト、静止画や動画を作成し、広告を出稿します。
広告配信がスタートしたら定期的に効果の測定とそれに応じた改善を繰り返し、成果が出たらASPから報酬を受け取る流れです。
6.成果が発生したら報酬を受け取る
配信しているアフィリエイト広告から成果が発生すると、報酬が支払われます。
ただし、報酬を得るためには広告主に成果を承認してもらう必要がある点を注意しましょう。
不正注文や二重注文などは否認され、報酬が支払われないケースもあります。
広告プログラムによっては、過去の承認率実績が公開されているものもあるので、承認率が高い案件を選ぶのも大事なポイントです。
アドアフィリエイトで成果を出すポイント
1.PDSAサイクルを回し続ける
アドアフィリエイトは、ただ広告を配信して待っているだけでは成果はついてきません。
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のうち、アドアフィリエイトで収益を拡大するにはCheckとActionがより重要になります。
広告運用は、ただ配信をして成果を出したら終わりではありません。
広告トレンドの移り変わりはスピード感が速く、いわゆる「広告効果の枯れ」状態は想像以上にすぐ訪れます。
運用結果を測定し、必要であれば改善を加えてよりよい広告を回すことが、アドアフィリエイトで成果を出すポイントの一つになります。
2.クリエイティブの質を高める
もうひとつ、アドアフィリエイトで成果を出すカギとなるのが、収益用ページの入り口となり「クリエイティブ」です。
クリエイティブは広告の素材となる静止画や動画、テキストのことを指します。
もしターゲットユーザーの興味関心を引き立てるようなクリエイティブを作れたら、アフィリエイトサイトへの遷移率がグッと上がり、成果に繋がりやすくなります。
商材やターゲットの特性に最適な訴求内容はもちろん、ユーザーが思わず最後まで見てしまうような構成やデザインでLPへの流入目指しましょう。
アドアフィリエイトの注意点
1.広告費用の管理
アドアフィリエイトは広告費用を支払って配信するという特性上、予算や入札額を適切に管理することが重要です。
もし出稿した広告に誤りがあったとしても、一度配信を開始したら広告費用は支払わなくてはいけません。
広告費用を無駄にしないためにも、適切な費用の管理と併せて広告内容のチェックも怠らないようにしましょう!
2.アフィリエイトASPの規定や広告主ルールを遵守する
広告配信にあたってクリエイティブや記事を作成する際は、ASPや広告主から提示されたルールはしっかりと守ることが大切です。
もしこれに違反した場合、成果を全否認されて報酬を受け取れないにも関わらず、広告費は支払わないといけないというダブルパンチに繋がる可能性があります。
案件選定が決まったら、クリエイティブや記事作成に移行する前にしっかりとこれらの規定を頭に入れておくことを忘れずに!
3.表現に注意する
アドアフィリエイトで成果を出したいが故に、つい誇張した表現をしてしまうことがあるかもしれません。
ASPや広告主の規定に加え、アフィリエイトでは注意したい禁止表現があります。
【禁止表現の例】
・比較表現:競合商材と比較して優位性を謳う表現。
・最上級表現:事実や根拠がないのに、「売上No.1」「世界一」などの表現をすること。
・効果効能表現:医薬品と思わせるような誇大表現。薬機法に触れる表現。
記事作成の際などには、文言一つ一つを吟味しながら作成することが重要です。
「この表現大丈夫かな?」と思うものは、逐一調べながら進めていきましょう。
まとめ
本記事では、アドアフィリエイトとは何か、アドアフィリエイトの始め方やメリットについて解説しました。
より短期間で成果を出すためのコツや注意点もご紹介しましたが、まずは競合調査で広告のトレンドや他社のヒット広告を分析することから始めてみるのがオススメです。
「アド.com」は、再生数や再生増加数、商材ランキングなど、競合調査で欲しい情報が一目で確認できる広告分析ツールです。他社のヒット広告を網羅的に分析することが可能で、人的コスト・時間的コストの削減に役立ちます。
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