WEBマーケティング

YouTubeショート広告とは?出し方やメリットを画像付きで解説

「YouTubeショートってどんな媒体?」
「YouTubeショート広告の出し方がイマイチ分からない」
「役立つツールはないの?」
本記事ではそんな初心者の方向けに、ゼロから分かりやすく解説していきます。

アカウント取得から、広告の出し方、役立つツールまで記載しているので、是非参考にしてみてください。

まず初めにYouTubeショート(ユーチューブショート)の媒体特性を押さえよう

出典:YouTubeCreators公式サイト

①YouTubeショートとは

YouTube(ユーチューブ)はGoogle社が運営している世界最大の動画共有プラットフォームです。そのYouTubeの短尺動画フォーマットのYouTubeショートは、2021年7月から開始した比較的新しいサービスです。

YouTubeショートは最長でも60秒の短い尺の動画を投稿・閲覧するサービスで、ちょっとした空き時間に手軽に楽しめる動画を探せられるという点で、すでに多くのユーザーが利用しているサービスです。

②YouTubeショートのユーザー数

YouTubeショートのユーザー数は年々増えていて、2022年から2023年にかけてYouTubeショートの視聴ユーザー数は15億人から20億人へと拡大しています。
全世代において高い利用率を誇っていることが特徴です。男女の利用者数にも大きな偏りが無いので、年齢・性別問わずリーチすることが可能となります。
参考:TechCrunch

③YouTubeショートと購買の相関性

YouTubeショート広告に限らず、ショート動画における「ユーザーの購買意欲は高い」です。調査によると、全体の55%が「ショート動画が自身の購買に影響を与えている」という驚きのデータもあります。
しかも低価格の商品・サービスに限らず、5万円以上の商品・サービスを購入するユーザーも出てきています。

出典:「ショート動画が購買に与える影響」 調査で判明、5万円超の購入も:日経XTREND

ショート動画をきっかけに購入する行為は徐々に世間に根付いているため、YouTubeショート広告の重要性も今後益々高まっていくでしょう。

YouTubeショート広告のメリット

高い視聴率が期待できる

YouTubeショート動画の視聴維持率は非常に高く、平均約60%程度と言われています。

さらにYouTubeショート動画は短尺動画の投稿がメインとなるため「短時間で視聴を済ませたいからショート動画をメインに閲覧する」というユーザーにもリーチすることができます。

YouTubeはショート動画だけでなく長尺動画も投稿することができるため、ショート動画内では広告の詳細は省き、長尺動画へ誘導するという手法も可能になります。

②様々なジャンルのユーザー層に広告配信できるため収益化の機会が多い

前述したとおり、YouTubeに投稿される動画のジャンルは多岐にわたります。そのため、各分野に興味関心を持つさまざまなユーザーが集まるため、必然的に年齢や性別問わず多くの人にリーチすることができます。

自分の好きなクリエイターのショート動画を視聴しているときに短い動画広告が流れてきて、なんとなく最後まで見てしまったという経験をした人も多いのではないでしょうか。

TikTokやInstagramと比較すると、若年層だけでなく全年代が利用しているので、あらゆるユーザーにリーチできるのは強みになります。

YouTubeショート広告の出し方・出稿までの手順

従来はYouTubeショートに限定した広告の配信はできず、ショート内で配信される広告動画は、自動的にYouTube動画内でも配信される仕組みでした。

しかし2023年12月のアップデートにより、YouTubeショートに限定した配信設定が可能になり、より精度の高い広告配信ができるようになりました。

ここでは、YouTubeショートに限定して広告を出稿する具体的な流れを確認しましょう。

◎はじめる前に~YouTubeショート広告出稿に必要なもの

YouTubeアカウント
Google広告アカウント
・出稿する動画クリエイティブ

手順1.YouTubeで動画クリエイティブをアップロードする

始めに、「YouTube」を開き、右上の「作成」→「動画をアップロード」をクリックしてクリエイティブをアップロードします。
このとき、公開範囲を「非公開」にしてしまうと出稿できないので、動画をアップロードしたら「公開」または「限定公開」に設定しましょう。

手順2.Google広告アカウントにログインし、キャンペーンを作成

次に、Google広告から動画キャンペーンを作成します。
Google広告でおこなう出稿作業の大まかな流れは、以下のとおりです。


1.既存ユーザー:アカウントにログイン
 新規ユーザー:アカウント作成
2.動画キャンペーンの作成
 ①広告出稿の目的を選択
 ②戦略や予算を設定
 ③ターゲティング設定
3.手順1で作成したクリエイティブ動画を入稿する


1.Google広告にログイン

Google広告のアカウントを持っているユーザーは、トップページからログインして手順に沿って進めます。
まだアカウントをお持ちでない方は、こちらから作成後、手順を進めてください。

2.「Google広告」にログイン後、動画キャンペーンを作成する。

管理画面右側の「キャンペーン」から「+」マークをクリック。
「新しいキャンペーンを作成」を選択します。

①広告出稿の目的を選択

下段の「ブランド認知度と比較検討」を選択します。

②キャンペーンタイプを選択

キャンペーンタイプは「動画」を、サブタイプは「動画のリーチ」を選択します。

③目標の選択

広告配信にあたり目標をどのように達成するかを選びます。
ここでは、「効率的なリーチ」を選択します。

④戦略や予算を設定する

キャンペーン名を入力し、予算や広告の配信期間を選択します。

⑤ターゲティングを設定する

地域や言語、広告を表示したくないコンテンツなどを選択します。
広告戦略に合わせて吟味して設定しましょう。

3.作成したクリエイティブ動画を入稿する

手順①で作成した動画クリエイティブを入稿します。
動画URLを入力したら、詳細情報を入力してください。

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以上の手順で、YouTubeショートに動画広告を出稿することができます。

YouTubeショート広告は他媒体と同様、広告の配信には審査があります。

通常は1営業日以内に行われますが、予期せぬ事態を想定して、広告配信日がずらせない場合は日にちに余裕を持たせて入稿作業をしましょう。

YouTubeショート広告で成果を出すための3つのポイント

ここでは、YouTubeショート広告で成功するために重要なポイントを3つ紹介します。

①「広告っぽさ」を排除する

YouTubeショートは、短時間で多くの短尺動画を楽しむツールです。
そのため、あまりにも「広告っぽい」動画が急に出現したら、ユーザーに敬遠されてしまうことが予想されます。

あまり作り込み過ぎず、素人が作成したようなクオリティの方が最後まで視聴してもらえる可能性が高まるでしょう。

②最初の1~2秒目にインパクトがある広告クリエイティブを量産し、PDCAを素早く回す

YouTubeショート広告でしっかり成果を出すためには、PDCAを素早く回して勝ちパターンを見つけることが大切です。
特に、最初の1~2秒がユーザーが動画を見てくれるかの勝負所1~2秒目でインパクトがなかったら視聴者は離脱します。なので冒頭にユーザーが興味を持ってくれるような動きや文章のある広告を作ることが非常に重要です。

③音声とテロップを差し込む

YouTubeショートで出回る動画は、音声とテロップがある場合がほとんどです。
より効果的な訴求ができるように、視覚と聴覚の両方から訴えかけられるよう、クリエイティブにはマストで音声とテロップを入れましょう。

YouTubeショート広告における注意点

・広告の入稿は日にちに余裕をもって

YouTubeショート広告は入稿後すぐに広告配信されるのではなく、Google側の審査が承認されると広告配信になります。
配信予定日が決まっている場合は期間に余裕をもって出稿しましょう。

競合他社のYouTubeショート広告が見れるツールを紹介

YouTubeショート広告運用をこれから始めるor既に実施している方で
「競合他社が配信してる広告を見たい」
「当たり動画広告の共通点を調査したい」
という悩みをお持ちではないでしょうか?

そんな方のために、YouTubeショート広告において役立つツールを紹介させていただきます。

この「アド.com」は、各種SNSで配信されている動画・静止画広告を一目で分かりやすく分析できるWEBツールです。(現在はLINE、TikTok、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、SmartNews、YouTube、Yahoo!広告に対応)

データ収集量が約12億件と業界トップクラスのデータ収集量であることに加えて、様々な分析機能が充実しており、UI/UXの点でも高い評価を得ています。

「アド.com」で出来る内容は下記です。


・広告の公開日、リンク先(遷移可能)、広告のデザイン閲覧
・再生数、再生増加数、リアクション数や広告タイプなどの高精度な検索

・媒体横断検索、商材名検索、広告主名検索、LPのURLで逆引き検索
・ジャンル別、期間別で広告トレンドランキング閲覧
・広告クリエイティブのリスト管理化
・エクセルシートへのデータエクスポート
・共有メモ機能
・各広告クリエイティブのデモグラ表示

CTA、メディアのアスペクト比などの様々な項目による検索・ソート機能 など


「アド.com」の「広告データ検索」では、従来難しかった再生数、リアクション数、再生増加数などの定量データに加えて、広告のタイプやカテゴリ、ターゲティング属性などの定性的なデータの可視化を実現。
AIの活用と広告運用に精通した専門家のノウハウにより、細かいニーズに沿った検索を網羅、業界トップクラスの分析データを提供しています。

「アド.com」の「広告クリエイティブのリスト管理」では、気になった広告クリエイティブを社内メンバーに共有したり、自分のメモ用として残しておくことが可能です。

ツール内でのリスト管理に加えて、ワンクリックでエクセルシートへのエクスポートも可能なので、効率的な競合クリエイティブの管理にご活用いただけます。営業リストの作成としても活用できます。

「アド.com」の「共有メモ機能」では、クリエイティブ広告を見て気づいた点を、別のメンバーに簡単に共有することが可能です。
社内のチームメンバー宛てにメンションを飛ばすこともできるため、社内ノウハウの蓄積やクリエイティブ制作者への指示出しとしても有効活用できます。

「アド.com」は、広告制作のABテストのスピード・広告運用のPDCAを爆速にし、最短距離で圧倒的な成果を提供する競合分析ツールです。

「静止画・動画広告制作において、競合調査に大幅な工数がかかっている」
「ヒット広告が生み出せず、広告運用の成果が芳しくない」
などの悩みを持つ会社様が特に活用しています。

広告クリエイティブの制作や競合調査においてお悩みの会社様は、是非一度、下記URLからお気軽にお問い合わせください。(無料トライアルプランもご用意しております)

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まとめ

本記事では、YouTubeショート広告における基礎知識と、YouTubeショート広告の出し方・手順について解説しました。広告運用をする上では、競合調査は欠かせません。自社に適したツールを選定し、競合他社の広告データをうまく活用して自社の広告戦略に活用してみてください。

「アド.com」は、再生数や再生増加数、広告トレンドランキングなど、競合調査で欲しい情報が一目で確認できる広告分析ツールです。他社のヒット広告を網羅的に分析することが可能で、人的コスト・時間的コストの削減に役立ちます。
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